『優太は普通に学校に行って、ちゃんと進学して、ちゃんと就職して…
ええ人見つけて結婚するんやで?』
『あぁ…。私のことは大丈夫やで?
ちょっとだけ、“友だち”として私と、この子を見守ってくれたらええんやで。』
『私は……
優太の幸せを願ってる。
誰よりも。
例え、私が優太の目の前からおらんなっても、願ってるんやからね?』
――――んなこと、あんな顔で言われたらさ…
『ほうか…。
俺も……俺も、お前の幸せを一番に願ってること忘れんなや?』
こう、言うしかないやんな?
「―――っとに…!
強い女や。」
そして、優しい女やで…。
――やっぱり、お前らを護っていきたいわ…。
side:Yuuta end...



