――――――――――…… 「ただいまー…」 「お帰り♪」 沈んだ気持ちで帰ってみると、佳英がリビングでくつろいでいた。 「……あんた、いつからこの家の住人になったんや。」 「澪ちゃんこわーい! てか今日最強に機嫌悪いなぁ♪」 若干イラッときたが、おどけている佳英の横に座り、ため息を吐いた。 「ん?なんかあったん?」 ニコッと笑う佳英の顔を見ると、また涙が出てきた。 「何何? 何でも聞いたるで~?」 頭を撫でられながら私は一頻り(ヒトシキリ)泣いた。