―――なんで?



なんでそんなこと言えんの?




目の前に自分の子がおるのに…





「――もう…ええわ…。」




カバンを取る際に下を向いたら涙が数滴零れた。



そのとき、自分が涙をこぼしていることに気が付いた。




私は、涙を拭いながら




「もう、アンタとは一生会いたないわ…。」




そう吐き捨てて、その場から去った。