私らは付き合ってたことを忘れたかのように、何でもない話をした。 でも、やっぱり昔のようにはいかなくて、一線おいているようだった。 「―――今、何ヶ月や?」 「えっ…? 7ヶ月。」 「そうか…。 もう、産むしかないねんな…。」 ―――は…? それは、遠回しにこの子を否定されてるように感じた。