「―――で?話って何?」 生徒指導室に来て相変わらず重たい空気…。 「あの…。 学校辞めます。」 「…。そうか…。」 先生は目を見開いたあとに寂しそうな顔をした。 「理由は何や?」 タバコに火を付けようとする先生に 「学校は禁煙ですよ?」 と言ってクスッと笑った。 そして私は意を決した。 「妊娠したんです。」