――――――――――――…… 『澪ちゃん、これ21卓ね!』 「はい!」 つわりを堪えながら私は働いていた。 まあ…働いてないとやってられへんよねー…。 でも見たくないやつがキッチンにおるからなー…。 「澪!これ12卓!」 「えっ!?…あっ!はいっ!!」 優太の声に思わず声が裏返ってしまった。 そんな私に訝しんだ瞳を向けた。 ……優太には、全てを言わなあかんなぁ…。 私は小さくため息を吐いた。