恭平は、黙って手だけ動かすのを見習ってあたしも動かす。少し気になったけど、オカマ鍋欲しさにあたしは、一生懸命に掃除に専念した。


気になるんだよね。ちょっとは…



「やい!お前になんかにやんないもんね!」



「お前らうるさいから!」



「ゲバラ~ゲバラ~!」









なんとか掃除が終わる頃には、もう夜だった。長い休みは、こうして幕を下ろすのだった。
もちろんオカマ鍋は、あっという間に無くなってしまった。


オカマのオは、オニオン。オカマのカは、カニの缶詰め。オカマのマは、豆という風に、その三種類の食べ物が入っていたのだった。



他にも入っているが…