次の日は、見回りが休みだったため、篠原さんが、オカマ鍋するぞ!!と言い出したのだ。



旭さんが、主催のオカマ鍋。買い出しはあたしと恭平がする事になって今変装してスーパーに向かっている途中なんだ。


恭平は、ナイスなボリュームのある金髪のきれいなお姉さん。あたしは、恭平の妹って設定で金髪のカツラを被り姉妹に見えているらしいけど、少しイヤな感じがしてる。



恭平のがきれいなんだもん。白衣は、着てないと落ち着かないから、女装のままでも白衣。
あたしは、さすがに普通の服装だけどね。



「ききょう、こ姉ちゃん?」



「なんだ?紫海」



「尾行してるよね?篠原さんと、若菜くんと巳艶くん」



あたしは、恭平の事を恭子姉ちゃんと言って恭平は、あたしの事はそのままらしい。そう言わないと、減点されてオカマ鍋を半分しか食べさせてもらえないみたい。



しかも、あたしだと半分でも良いだろうからって巳艶くんまでもが半分になるから、あたしは頑張って言っている。



可哀想だし…あたしのせいで。