特別な会話があるわけでも無く、気づけば既に公園の前だった


「明日…」


満咲はブランコを軽く揺らしながら切り出した


「明日一緒に遊園地行こ?二人で 私の最後のお願い」


ね?と言って満咲は笑う


「ん?別にいいぞ」


ー最後のお願いー


その意味ありげな言葉に、怜斗はまだ気づいていなかった