「ん~っ ちょっと疲れたわね」


ちょっとじゃない…


まだまだ元気そうな霧恵に2人がそう思ったことは言うまでもなかった


「じゃぁあたし飲み物買って来るね」

ベンチを見つけて、倒れ込むようにして座った2人をみた霧恵は、そう言って小走りに駆け出した


「行ってらっしゃい」


少し弱々しい声で満咲は霧恵の背中にそう言った