部活~ウチら、バスケ部~中学編


-----1ヵ月後-----

学校近くの歩道を、
ジャージ姿の佐紀たちが走って来る

友理は遅れているのか、まだ見えない。

突然、先頭の梨沙が止まり、
空に向かって、叫んだ

梨沙 「もう、いやっ!」

佐紀達も止まり、梨沙の所へやって来る。

佐紀 「どうしたの?、梨沙」

友理も追いついて来た。
膝に手をつき、ハアハア言っている。

再び、空に向かって、叫ぶ梨沙

梨沙 「もう、いやっ!。こんな、
    走ってばかりの練習なんて。
    こんなの、バスケットじゃあ、
    ない!」

佐紀 「だから、朝、
    シュート練習してるじゃない」

佐紀の方に振り返り

梨沙 「でも、それだけじゃん。
    あとはもう、走って、走って、
    跳んで、走って…」

膝に手をつき、ハアハア言っていた友理が、
顔を上げ

友理 「せや。もうしんどいだけって感じ。
    やっぱ、コーチ、
    Sやのうて、ドSちゃう?」

梨沙 「私ら、バスケ部だよね。
    陸上部じゃないよね、ねっ。
    こんな練習続くなら、
    もう、バスケ部、辞める!」

友理 「私も、ちょっと、考えるわ」

佐紀 「そんなこと言わないでよ。
    やっと5人そろったんだから。

    今度、コーチが来たら、
    頼んでみるから、ねっ、ねっ」

なだめる佐紀に、

梨沙 「そんな事言ったって、コーチ、
    あれから一度も来てないじゃん。
    エラそうな事、言ってたくせに」

友理 「ホンマ、もう、
    1ヶ月以上になんのに。
    なんか、ほったらかしって感じ?」

遠くを見て、つぶやく佐紀

佐紀 「私達、見放されたのかなあ。
    こんなに一生懸命、やってんのに」



少し離れた所に、軽トラが止まっている。

その中から、皆を見ている、三田

そして、別のところからも、
ジャージ姿の雅美や千奈達が見ていた。