ムカムカしながら相手を待っていると、少し慌ただしく座敷に2人の男性が入って来た。

「すみません、一條さん。お待たせ致しました。」

「森野さん。構いませんよ。」

森野さんと呼ばれたパパと同い年くらいの男性は、パパの向かい側に座った。

そして…私の前に座った男性。
写真で見た、あの人。