プラチナ王子sequel


――――――…


「イッタァ!」

「サボらねぇで掃除するべきじゃね?」


清掃時間、廊下の壁に寄りかかるあたしの頭を突然叩いた忍を睨む。


「何すんのさ! あたしは塵取り係だからまだ何もできないんですぅーっ」

「1番楽なの選んでんじゃねーよ。ウザくね? ムカつかね?」


忍が黙々と掃いてる大聖と湊磨に問い掛けると、箒の動きを止めて大聖は言い放つ。


「喧嘩する暇あるなら早く雑巾かけろよ忍」

「うははは! 忍のバーカ! 怒られてやんのっ」

「大聖テメェ……お前俺の味方じゃねぇのかよ」

「いいから早く床拭きなさいよ。私を凍死させる気?」

「奈々までヒドくね?」

「はははっ! 忍ドンマーイッ」


湊磨にまで笑われた忍は舌打ちをして、雑巾を床にたたきつけると「アホ共がぁ!」って言いながら床の雑巾がけを始めた。


すると「塵取りー」と大聖に呼ばれて、しゃがんで塵取りをゴミの前に添えると湊磨が掃く。


「はい終わり~。ぐえっ!」


立ち上がろうとしたら背中に固いものが突進してきて、ズサッと前のめりに倒れ込んでしまった。


「いったいな! どこ見てんの忍!」

「邪魔なんだよ」

「そんなんだから彼女出来ないんだよ」

「うーわっ。聞いたかよオイ。自分が昨日ラブったからってウザくね? いきなり偉そうじゃね?」

「ラブったとか言うな!」

「僻むなよ忍~! ラブるに決まってんじゃんっ」

「そうそう。透と昴先輩は恋人同士なんだから」

「そうよ忍。この5人の中で恋人いないの、忍だけじゃないの」

「はん? 俺は恋愛より大事なもんがあんだよ」


フハッ!と完全にバカにしたような笑いを零して、忍は教室に戻っていった。


……そういえば忍、2年生からバスケ部とかけもちで生徒会長になるんだっけ。


独裁政権始まりそうだけど、まあ忍なら今よりもっと学校を楽しくしてくれそうかな、なんて。



「あたし、1-3で良かったなぁ……」

「どうしたんだよ急に。まあ俺もそう思うけど」

「そうね。私も1年3組で良かったわ」

「だな~。俺も転校してきて良かった!」



1-3の最強伝説はきっと、永久不滅だよね。