「――トール」
「――……?」
重い瞼をゆっくり開けると、昴の美しすぎる顔があった。
「はひ!?」
「Good morning」
ふにゃっと笑う昴に寝起きだというのに鼻血が出そうになる。
「……ん?」
今モーニングって言った!?
バッ!と慌てて窓を見ると、カーテンの隙間から太陽の光が差し込んでいた。
「センタキしといたよ」
そう言って、あたしのYシャツとパーカーを差し出す昴。
洗濯でしょ……。
もぞもぞと布団の中から手を出して受け取ると、昴はニコッと笑って「きがえたら、livingきてネ」と部屋を出て行った。
「…………」
まじで朝ってことは……あたし昨日、昴に食べられて……。
最後まで、し……して……そのまま……寝ちゃったって、こと?
あたしは恐る恐る布団の中を覗く。
「……っ!!」
生まれたて!!!
スッポンポンのポン!!!
ぎゃぁぁぁぁあああああああ!!
「――昴っ!!!」
着替えて大股でリビングへ向かうと、昴はキッチンから眩しい笑顔を放つ。
「coffeeでいー?」
「はひぃ! もちろんです……っじゃなくて! 服くらい着せてくれてもいいじゃん!」
昴は真っ赤になって怒るあたしをキョトンと見て、すぐに悪戯っ子みたいに笑った。



