家族がいた 恋人がいた そこには未来があった。 忘れていた 夢のような未来が。 あの地獄は 十代の君からその全てを奪った。 君は、何を思ったのだろう この穏やかな景色を 描いた未来を 望んだ明日を その眼に写すことができぬまま 逝ってしまった、君は。