いってみれば
今までの自分の人生を思い返すと
数えるほどしか大きい思い出は残っていなくて、
たとえてみれば
私の人生なんて
すごく薄っぺらいものなのかもしれないけれど
それでもね。
私はここにいる
それでもね。
今の私があるのは、その薄っぺらい人生があったから。
薄っぺらいようで大きな大きなしょうがいが、私の目の前に幾度もたちはばかったから。
そう思うと、今の自分がひどく
愛おしい存在に思えてくるんだ。
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