『教えて…春樹に何があったの…』


春樹が私たちの様子を気にしていることにマリコが気付いた


『見て分かるように、今日が最終日なの…今、あなたと話している時間はないわ…』


だからと言って、こんな状態で帰る訳にはいかない…


春樹がここにいるのに…

やっと会えたのに…


『こんな状態で帰れる訳ないでしょ…とにかく春樹と二人で話をさせて…』


春樹がマリコを呼んでいる…


『可奈さん、場所を変えましょ…ここでは春樹の迷惑になるわ…』


マリコはそう言って、近くの喫茶店で待つように言った…