車を降りる… 真っ暗で何も見えない… 『あんまり前に行っちゃだめだよ…たぶん、その先は崖だから…』 『えっ、崖…』 二三歩、後ずさった私の体を後ろから涼が支えた 『ほら、見てごらん…』 その声に私は空を見上げた… それは言葉にならないものだった… まるで作り物のような本物の星空… 空が近くて、ひとつひとつが輝いていて… たくさんの流れ星が同時に頭上をすぎてゆく… しばらく二人は黙って星を見ていた… ここは…まるで夢の場所のようだった…