いつものように合鍵で部屋に入ると見慣れた春樹の部屋… いつものように窓を開けて、部屋の掃除をした… ここは何も変わってない… いつ、春樹が帰って来ても大丈夫… それなのに… 私は待っているのに… 春樹は帰ってこない… 待っていても… 帰らない… それは…春樹は… 春樹は… 携帯が鳴った 敬子が心配して電話をかけてきた… 私はずいぶん長い時間春樹の部屋にいたようだ… すぐ帰ると敬子に伝えて、春樹の部屋を出た