『この車はキミの?』 後ろからの問い掛けに私は何度もうなずいた… 『何か証明できる物はある?』 私は後部座席に置いてあるバックから、パスポートを取り出した… 外人の男は、パスポートと私を交互に見ると、小さくうなずいた… そして、私の肩をポンと軽く叩くと行ってしまった… 私は堪えていた思いが涙となって、一気に溢れた… 『大丈夫か?』 男性の優しい言葉に私は深々と頭を下げた 『ありがとうございました…』