『夢のつづき…』



朝まで一睡もできなかった…


夜中に降り続いた雪は窓の外を白い世界に変えていた…


今年に入ってからの方が寒い日が続いている…

本当に春はやってくるのだろうかと不安にさせる天気…


春は…春樹と出会った季節…

春樹が生まれた季節…

香織も結婚する…

春樹も日本に一度、帰ってくる…


春は…いつくるの…


うとうとしている敬子を起こさないように、そっと毛布を掛けた…


その時…敬子の携帯が鳴った…


目を覚ました敬子があわてて携帯を手にした


『向井からだ…』


私にそう言うと、敬子は話しだした