タクシーが走り出したのを確認して、マンションに入ろうとした時、タクシーが止まった 『寒いな…降りなきゃよかった…』 コートの襟を立てながら春樹は歩いてきた 『春樹…ウチにくる?』 『そうだな…少しいいか?』 部屋に入り、私はコーヒーを入れると春樹の隣に座った… 『今、暖房入れたからね…』 春樹はきっと、話が聞きたいのだと思った… 早川涼との事を… 『私…春樹に話した方がいいよね…知ってる方がいいよね…』 『気にならないと言えば嘘になる…他の人から聞くよりは可奈から聞いた方がいい…』