「あ…、はい…!すぐ行きます…!」 私が答え、稽古場の中に入ろうとすると、 「じゃ、この話の続きは稽古後にな」 後ろからウシオがつぶやいた。 勝手に言ってなさいよ…。 私、練習終わったらすぐ帰るし…。 心の中でそう思った。 …そう思ったけど、 私とウシオは稽古後、本当にふたりで話すことになるのだった…。