マーブル




そろそろ電話してみようかな?



シャワーを浴びて、洗いたての部屋着を身に纏い、携帯を手にした瞬間



-ピンポーン-



玄関のチャイムが鳴り響いた。



誰?



「千波さんなら鍵持ってるハズだし……ひょっとしてこの間の人?」



おそるおそる玄関へと向かい覗き穴から見渡してみるも……そこには誰の姿もない。



いたずらだと部屋に引き返そうとしたその時



-ピンポーン-



チャイムが再び鳴り、私の足を止めた。