「あれ? 凛じゃない?」 「本当だー。何してんの?」 ビルの角を曲がった所、高校生が大勢集まる巨大なゲームセンターから出てきたのは…… そこには 別に思い出したくもない、私をイジメていたクラスメイト達。 その顔を見た瞬間、手足が凍りつく。 関わりたくない。 逃げたいのに……蛇に睨まれたカエルのように、体が動かない。