あの日。
凛を見つけた時、今までと違う感情が芽生えた事は確かで
寂しそうな奴を救うなんて偽善じゃなくて
一瞬「俺を助けて」そう口から零れそうで。
丸い顔に少したれた目はきっと笑うと無くなるタイプだろうに、もう何年もその凍りついた表情をしてきた事は明らかで。
それなのに……黒目の奥にある突き抜けるような力。
思わず店に連れ出していた。初対面の女を招いたのは初めてだ。
俺は……どうしたら救われる?
お前は、俺に何を重ねてる?
考えても答えが出ないから……だから、今は隣にいる事しか出来ない。
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