春樹の心を取り戻す為だったら何でも出来る。 だって、私には…… 失うものなんてもうこれ以上無いんだから。 悲しくて、悔しくてたまらないのに……何故かくすくすと笑いが止まらない。 春樹に支えられて綺麗になりつつあった魂が、一気に淀んでいくのを感じた。 そして それ以上は何も聞かないまま、眠りについた翌日。 久々に中学時代の悪友の電話番号を探し出すと、まだ少し疲れたままの声でコールを鳴らす。 堕ちてしまえばいい。 ね、私が世界で一番可哀相な女になるからさ。 だから、早く迎えに来てよ。