「じゃあ……今の彼女よりも寂しそうな子見つけたら、気持ちがそっちに移るって事?」
「みたいよ」
「そんなの超不安じゃん」
「だよね、いつフラれるか分からないとか、私は無理」
それは……知らなかった春樹の姿。
けれど、その噂が本当でも嘘でも……私はもう、彼以外の場所へ戻るなんて出来ない。
そう決めた。
それから、時々不意に知り合った子へ春樹の心が行ってしまう事もあったけれど
いつも最後には私の所へ帰ってきてくれた。
春樹の帰る場所は私なんだって、そう思えたからずっと待ちながら過ごしていたんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…