これまで生きてきたどの瞬間よりも、胸が高鳴って心臓が破裂するんじゃないかってぐらい高鳴った。 目の前にいるハズなのに、夢を見ているようなそんな気分。 早く手を伸ばさなきゃ消えてしまいそうなのに、もし拒絶されたらそこで全てが終わる恐怖に一瞬足がすくんでしまう。 ううん、行かなきゃ。 伝えるんだって……決めたんだから。 夢中で作業をしている春樹の目の前に立って、足を止めた。 不意に視界に現れた揃えられた両足に、その顔はゆっくりと上へと視点を変え……