「ケンくんなんて、大っ嫌い!!」 リュウくんは そう言って 森の奥へ 走って行ってしまいました。 ケンくんは どうすることもできずに その場に立っていました。 さっきまで 聞こえていた 小鳥の歌声も 今は 聞こえません。 さっきまでは 二人で楽しく歩いていたのに…。 ケンくんは 森の中で 独りぼっちに なってしまったのです。