制服姫

「つっかれたー!!」

4人で遊んで、別れたのはもう7時近く。

普段は学校が終わったらすぐに帰っていたから、こんな時間に出歩いてるのが不思議だった。

「でもさぁ、楽しかったじゃん?」

咲希は満足そう。余程楽しかったのだろう。
「まあ…ねえ。」

私だって別に楽しくなかったわけじゃない。
だけどかっこいい男子と、可愛い咲希と一緒に歩くのは何だか引け目を感じた。

自分だけ釣り合ってないような、そんな気分だった。