制服姫

どうして、ハナがこんなに一生懸命になってくれるのかわからない。

だけど、私の選択は、結局不正解なものじゃないか。

ハナがぴんと背筋を伸ばして、応接室の扉をノックする。

「はい」という懐かしい声。
ああ、この声は…。