制服姫

「じゃ、明日からもよろしく。」

「うん。…ありがとう、西原くん。」

「…どういたしまして。」

西原くんは私に小さく手を振り、背中を向けた。

西原くんは、去って行く。
私はその背中に、心の中でずっとずっと「ごめんなさい」と言い続けていた。