「おーい、姫ー! 野郎二人でパレードなんか見ても面白くないから!」 咲希は振り向いて、空いた方の手で颯大を指差し、一喝した。 「女同士の話があるのっ!いいから来ないでっ!」 そう言うと、咲希は颯大達を振り切るように駆け出した。