制服姫

咲希が叫んだその時、この場には似つかわしくない歓声が聞こえた。

「きゃーっ!咲希ちゃんだーっ!」

向こうから駆けて来たのは環さんだった。

咲希はわなわなと震え始める。

環さんは金網まで近付いて、咲希に微笑みかけた。