制服姫こと咲希や、モテるのに咲希一筋で、しかも周りにバレバレの颯大。勉強ばっかりしてる西原くん。

そんなみんなに囲まれてる私は…。

「私は木下千花だよ。大見さん。」

大見さんは全く表情を変えずに、答えた。

「…大見紘子。…よろしく、千花。」

「…!うんっ、よろしくね。紘子。」

私に咲希以外の友達が出来た。

紘子となら、上手くやっていけるかもしれないと、私は思った。


夏 14章に続く