制服姫

「行こう、ハナ。」

咲希は、校舎に向かってしまう。

ダメ。このままじゃ絶対ダメ。

私は…咲希の親友でしょ?

「咲希!」

私が大声で呼ぶと、咲希は何事か、と振り向いた。