「おっはよー、姫、ハナちゃん!」

「お、おはよう…。」

颯大は昨日の真剣な表情が嘘のように、いつもの明るい表情に戻っていた。

本当に仲直りしたんだ。良かった。

と、咲希が「いい所にきた」と言わんばかりに、ちょっと小さな声で、でも勢いよく颯大に食いついた。