私も靴を履き替えて、誰もいないロビーのイスに咲希と並んで座った。 「…咲希?」 「私さあ…やっぱ、痛い?」 「えっ?」 「恵美達…。あの後…私、謝ったの。みんなで行けなかったこと。そしたらね…。」 咲希によればこうだった。