制服姫

「おい、木下!」

「西原くん、やっぱり何か…。」

「大丈夫だよ。ほら、見ろよ。」

西原くんが指差す方向を恐る恐る見ると、そこには何と鳥の死体が…。

「ひっ!」

何でお約束の風の音でした、とかじゃないの!?

「何か上の木に巣あるみたいだな。どうやって死んだんだろ、あの鳥…。」

「いいからっ!鳥照らすのやめてっ!」

西原くんはぱっと明かりを消した。
何も消すこと無いのに…。
林は真っ暗で、怖い。しかも鳥の死体なんて見ちゃったから、なお怖い。