制服姫

その時、ふとガサガサという音が聞こえた。確か、私達が最後で後ろには誰もいないはずなんだけど…。

「ねえ、西原くん…。何か聞こえない?」

「は?…風の音だろ…。」

無愛想な西原くん。だけど何か聞こえる。
何か…。

ガサガサッ!

「きゃあっ!」

思わず、西原くんに抱き付いてしまった。
だけどそんなことに羞恥心を覚えるより何より、怖い。

さすが肝試し。やっぱり不気味だ。