制服姫

暗闇の中、二人で顔を見合わせた。多分、思ってることは一緒だ。

「颯大ってさ、神田に…。」

「惚れてる…よね。」

二人で笑った。やっぱり同じだった。

でも西原くんもそう思っていたんだ。
まあ見てたらわかるか。颯大の態度、行動。私達は友達だから。

「やっぱそうか!あいつが女にあんなに絡むなんてあんま無いからさ!」

西原くんは余程面白いのかお腹を抱えて笑っている。

颯大ってすごくかっこいいし、軽いイメージなんだけど、あんまり女子と絡まないんだ…。ちょっと意外。