ほら、と鞄をちょっとだけ開けて見せてくれた。隙間から見えた咲希の鞄の中は制服でぎっしりだった。鞄も重そうだ。 何を言っても咲希の考えは変わらないだろう…。 私は咲希に意見するのを諦めて、一緒に学校へ向かった…。