私はいつもどこかやるせない気持ちでいっぱいだった。 私が望むのは、こんな世界じゃない。 もっと、もっと遠くへ! この世界に染まってゆく自分を知って、嫌悪して。 だから自分から捨ててやった。 それを世間じゃコドモと言うのかもしれないけれど。 そして教室の私の机の上には、開いたままのドストエフスキーの本。