自転車に乗るのは本当に
気持ちが良かった。
外の空気が全部忘れさせてくれるみたいに
太陽の光がすべてを包み込んでくれるように
あたしには思えて仕方なかった。
…だってあたし、何一つ兄貴に勝てないんだもん。
昔っから褒められるのは兄貴ばっかり。
侑ちゃんわ二の次っていうのはほんと、
我が家でも近所でも定番になりつつあったし。
だから、物心ついた時から
あたしはおにいちゃんの引き立て役っていうのが
ちゃんと分かってた。
それで、こういうときは
度々外にこうやって逃げ出してた。
最近はもう慣れちゃって。
習慣みたくなちゃってて(笑)
もうさすがに悲しくなったりはしないんだけどね★

