「中学の頃もよくここにたまってたよ。 学年なんか関係なくてさ。 今のバンドメンバーもこの公園にたまってた仲間なんだよ。 あの頃は何でもありだったなぁ。 ここなら騒いでも怒られないから馬鹿なことやりまくってたわ。 あ、違った。 1人だけ怒る人いたわ。 それがあの家のおばちゃん。」 クスッと笑いながら柊くんは右側の一軒家を指差した。 「『アンタたち何やってんのー!!』」 柊くんのおばさんの口真似があまりに似てて私は吹き出してしまった。