柊くんが好き。 ああ、そっか。 私、柊くんのこと好きなんだ。 いつでも柊くんに会いたくなってしまう。 柊くんといるだけで世界がキラキラ。 高揚するこの気持ちは、そういうこと。 「ありがとうっ。」 そう言った私に隼人くんは 「なにが?」 と笑った。 「私、今初めて気付いた! この気持ち…『好き』なんだ!」 「俺のおかげじゃん。」 隼人くんは楽しそうだった。 「柊とかりんってさ、どこで出会ったの?」 隼人くんが興味津々に聞いた。