「圭祐だろ!? 大剛ぉー!! 圭祐が肉全部食べたー!!」 「なにっ!?」 と大剛さんが台所から顔を出した。 「オレじゃねぇって!!」 圭祐くんの訴えも虚しく、大剛さんのクロスチョップが炸裂した。 私はバンドメンバーが好きだった。 4人とも本当に仲がよかったから。 なんだか居心地がよかったの。 でも…、 私がその中に入っちゃうのは申し訳ない気もした。 だって、4人の空間を壊していないか心配だった。 そんな心配を柊くんに言うと笑われた。