私はまた首を横に振った。 「これが私の素直な気持ちだから。」 「かりん!!」 圭祐くんが叫んだ。 「私は柊くんのことが大好き。 この気持ちはそう簡単には変わらないと思う。 柊くんも…きっと同じ。 だからこそ、お互いこういう決断をしたの。」 私の落ち着きすぎた声が真冬の6畳の部屋にりんと響いた。 本当に考えた。 何が一番正しいんだろうって。 今までこんなに考えたことないってぐらい考えて、出した結論だった。