想い出は


美しく輝き


優しく僕を包み込む


光り輝く想い出は


何度も


何度も


僕を立ち返らせる


君と過ごした優しい日々に


僕を立ち返らせる




君の笑顔に顔を綻ばせ


君の涙に心震わせ


君の声に抱きしめた日々




幾千日


幾万日


どれだけの時間が君を遠ざけても


想い出は鮮明に君を甦らせる




美しく


美しく


美しく――


輝きはませど色褪せる事はなく


今僕の目の前にいる昔の君は


昔僕の目の前にいた君より遥かに光り輝く



そして



君を愛している僕は



だから



君の優しくて



美しい



その想い出に



残酷に飼いならされる